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講師をしています前橋の専門学校の設計実習の講評会がありました。

埼玉県熊谷市の建築家,山岸光信建築設計事務所 | blog

​ 講師をしています前橋の専門学校の設計実習の講評会がありました。2年生の今回の第2課題は「一人の作家のための美術館」。自分で作家を選び、敷地は学校の近くの広い公園で、周辺環境も提案するという課題です。

 東山魁夷美術館。公園の景観・機能を残し、美術館は全て地中に埋めて、人口の丘を作っています。

 こちらも東山魁夷美術館。「旅の画家」と言われた作家の生涯を4期に、テーマごとに展示室を分けた提案です。彼は夏休みを使って、香川県の「東山魁夷せとうち美術館」(谷口吉生氏設計)を見に行ってきたそうです。私も以前行ったことがありますが、長いアプローチの軸線を傾けたり、瀬戸内海を望む演出など、とても印象に残っています。

 こちらは「チャールズ・コートニー・カラン」という作家の花や自然をテーマにした絵を切り口にした、お花畑を囲んでピロティで浮かした回遊性のある美術館。楽しんで取り組んだのがわかる作品でした。

 こちらはモネの美術館。人口の森の中に池や橋を作り、「光」の成り立ちにこだわった提案でした。 

 初めての大きな建物の設計、自由過ぎる課題に、最初は皆戸惑っていましたが、楽しみながら、美術館という建築の成り立ち、裏や表の動線や機能、プレゼンの仕方など、今後の設計に役立つ様々な経験、思考が出来たのではないかと思います。私も楽しくも、色々と学ぶことの多い課題でした。次の課題は「集合住宅の実施図面」。実務に近いような内容、図面のボリュームも多く期間もタイトで、私がメインで指導することになるので、気を引き締めていかなければいけません!

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